ピスタチオは中央アジア原産のウルシ科のナッツ類の一種です。
西アジアでは古くから栽培されていますが、1世紀になるとローマ地方や地中海沿岸、19世紀頃になると、南フランスからカリフォルニアに導入されました。
現在の主な主産地は、イタリア、アメリカ合衆国、トルコなどです。
硬い殻の中には緑や黄色の細長い身が詰まっており、これを食用にします。
風味がよく、淡い甘みがある点で味に特徴があります。
塩いりにしたものはビールをはじめとした酒類のつまみに向いており、他には菓子の材料として利用されています。
栄養面では、カリウムや必須脂肪酸が豊富で、コレステロール減少、貧血や動脈硬化の予防に効果があります。
ただし、高カロリーゆえ食べすぎには注意が必要です。